金型の国内生産のメリットって?2
金型の国内生産のメリットって?
では、国内での型作成は本当にメリットがあるのでしょうか。
たしかに金型単体の制作費は中国での生産に分があるとは思いますがそこには前述の通り。
数値ではあらわすことのできないコスト(問題)が少なからず潜んでいることも分かります。
実はコストの問題であまり気にしない点として、製品開発のサイクルコストがありますが、
現場単位ではあまり実感が無いのも事実だと思います。
国内生産のメリットとは、地場ならではの迅速な対応力と確実性による手離れの良さに他なりません。
当社では、アルミ簡易金型による小ロッド量産のサービスを行っていますが、国内生産でも
極力イニシャルコストを押さえ、試作・金型までトータルで対応することにより、
お客様には本来注力しなければならない仕事に集中していただくことを目的としています。
リードタイムを短縮し、俯瞰した見方でのコスト削減とも言えるかもしれません。
また最近の傾向として、市場の細分化もあり、多様な製品開発を小ロッドで行う必要があり、ますます製品サイクルが早く、迅速な対応が求められています。そのような市場の変化に対しても、国内生産の回帰はメリットがある1つの選択肢かもしれません。
もちろん中国での生産でも、現地の協力会社としっかりとした体制で
最適な流れを作られたメーカー様はメリットがあると 思います。
しかし、これから中国での新規の生産となると、二の足を踏む方も多いのでは。
国内にするか、海外にするか・・・難しい選択ですが、
状況に合わせて選んでいただくと選択肢が広がり、
お客様にとっての メリットに繋がると思います 。
当社でも金型のご相談はいつでもお待ちしておりますのでお気軽にどうぞ!