真空注型
切削加工や3Dプリンターなどで製作したマスターモデルやお客様からの支給品をシリコンゴムで型取りし、型の中にウレタン・エポキシ樹脂を流し込み、人の指紋まで正確に再現するほどの精密さで複製モデルを製作します。
素材がウレタン樹脂に限定されますが、切削部品と同等の仕上がりで、安価な樹脂複製モデル(20ロッド程度)をご希望の場合最適な工法です。
コストメリットが高く、短納期も実現可能
マスターモデルを作製、又は御支給いただいてから、最短で翌日夕方納品が可能な真空注型は、コストとデリバリーにおいてメリットの出やすい製造方法です。
マスターモデルに梨地を施し製品に反映させることや、注型材となるウレタン樹脂に着色し塗装レスの試作品を製造することも可能。同様にシリコン成型、ウレタンゴム成型も対応いたします。当社試作部品製作のノウハウがあってこそ実現できる総合力で、ご希望の製品を製造いたします。
■精密な再現性に加えて、マスターモデルにない表面加飾の付加や、二色成形、インサート成形も可能です。



素材について |
・シリコン型によるウレタン、エポキシ製品(ABS相当、PP相当、ウレタンゴム) ・樹脂型によるシリコン製品 |
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担当からのひとこと!

造形課 課長
注型担当 白倉 圭
注型部品は寸法精度や仕上がりにおいて、切削部品に比べて品質が落ちる・・・そう思われがちですが、個人的にはそんな常識にとらわれず、切削品と同等、もしくはそれ以上の仕上がりを目指しています。たとえば、どこで型の割を行っているのか分からないほどのクオリティで仕上げてお客様に驚いてもらいたい。そんなプラスアルファの付加価値を製品に反映させたいですね。
また注型のメリットは、コストダウンだけではなく、アンダー形状であっても一体で成型が可能な点や、着色・ゴム注型などが可能な点があります。まだまだ可能性のある工法だと思いますし、お客様の要望を叶えるためにもっとご提案していきたいです。