3Dプリンタについて②

  

  →前回の続き

みなさんこんにちは。

前回、3Dプリンタの寸法についてお話ししました。

社のメイン事業である切削加工では、樹脂加工でも

コンマ3ケタの精度が当たり前の世界。なので、

そのままでは使えない為、二次加工が必要ということになり、工程も増える。

 

また寸法以外にも材質や強度など、色々とクリア しないと

いけない問題も多く、当社に限って言えば、 今のところ

3Dプリンタのメリットは限定的になりそうな 気がします。

ただ、材質に関しては実際に3Dプリンタの技術者の方にお聞きすると相当研究が進んでいるとのこと。

例えばガラスを添加した素材なども、近い将来対応できるのでは、

おっしゃっていました。

まあ、世間では個人ユーザー、または小規模事業者によるモノづくりが

3Dプリンタによってイノベーションが起こる! といったお話しは

多いのですが、一番のメリットとして、 手間とコストの圧縮により

試作のハードルが下がることであり、決して夢のマシンではないような

気もするのです。

 

もちろん新しい機器もコモディティ化して私達が思いもよらない使い方

出てくると思いますが、大事なことは 3Dプリンタによって何ができるよりも 3Dプリンタにより様々な負荷が減った分、 いかに付加価値の高いモノづくりに頭を使い、競争力をつけるか。 ではないかと思います。 

機械がどんなに変化しても、モノづくりはやはり人の考える力が全て、と思うのですが。

みなさんはどう思われますか?

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